大光寺門信徒・庫裡

工事名称 大光寺門信徒・庫裡新築工事 工    1993年3月〜1994年2月
建築場所 福岡市東区 敷地面積 1349.08 u
用   途 寺院 建築面積  461.76 u
構造・規模 鉄筋コンクリート造 2階建 延床面積  789.74 u
概   要 既存の本堂(木造)をそのまま残し、庫裡・会館・書院を建て替え。敷地の場所は準防火地域に指定されており、建築基準法の規定により木造では建てられない。本堂との間に発生する外部スペースを利用し、細長い中庭としました。細かいところまで気にされるご住職と、これまた同じ性格の私とで、ものすごい回数と時間の打合せを行ない設計しました。

正玄関部分外観

正玄関部分外観
2本の丸柱の奥が正玄関で、その右側が内玄関。敷地の制約上、正玄関は45度、角度を振った形で設置。左側が既存の本堂。



東方向からの外観

東方向からの外観
敷地は角地。外壁は複層仕上塗材吹付で濃淡2色のグレー。屋根は鋼板葺き。今回建築部分は奥に長い形状。浄土真宗の場合、塀に水平方向のラインが数本、入ります。



玄関ホール〜外観

玄関ホール〜廊下
正玄関を入ると、まず、正面の大きなガラス越しに中庭が見える。そして左側にその中庭を見ながら廊下を奥へと進んでいきます。



門信徒会館

門信徒会館
門信徒の方々のための集会室(法事など)で和室18帖+15帖の二間続き。左側の障子を開けると廊下で、更にその外側が中庭。



客僧室

客僧室
他のお寺から来られたご住職や僧侶のための室で宿泊もできます。和室三間続きで、こういった方たちの会合にも使用されます。



厨房

厨房
お寺の場合、多人数が集まることがよくあるので、ご住職家族のプライベートな台所とは別に、門信徒の方々専用の厨房があります。奥に、大きな釜を2〜3台置けるスペースをとっています。



洗面所

洗面所
壁、天井は木で床は大きめのタイルです。ドアも木としましたが、張り方向を壁のタテ張りに対してヨコ張りにしました。



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