肥川邸

工事名称 肥川邸新築工事 工    1992年8月〜1993年3月
建築場所 神奈川県足柄下郡湯河原町 敷地面積   73.76 u
用   途 別荘(セカンドハウス) 建築面積   50.03 u
構造・規模 木造、一部鉄筋コンクリート造3階建 延床面積  147.53 u
概   要 “東京の奥座敷”ともいわれる我が国有数の温泉町、湯河原。山合いの22坪の敷地に建つセカンドハウスです。建築主は、昔、私の自宅の近所に住んでおられた方で、この頃は湯河原の厚生年金会館の館長を務めておられました。ある日、ありがたいことに、わざわざ博多の私にお声をかけて頂き、設計をさせて頂くことに。最初は通常の“自宅”という話で、4階建案の基本設計まで終わった頃、急に新宿の会社への転任が決まり、自宅も湯河原の官舎から東京都日野市へ引越されるということで、3階建の“セカンドハウス”に変更。その後、敷地は湯河原、建築主様との打合せは勤務先の新宿或いは自宅の日野市、建築確認申請の打合せ・提出先は小田原市、そしていつも泊まるホテルは熱海と、あちこち駆けずり回って仕事をしました。


正面外観

正面外観
少し前に開通した車道沿いに鉄筋コンクリート造の車庫を設け、車庫内から階段で玄関ポーチへ上がる。車道からは、すぐ横にある(写真には写っていないが右の方にある)階段を上って、写真に写っている陸橋を渡れば門扉の前に出る。



3階アトリエ−1

3階アトリエ−1
建築主様は、よく絵を描かれ、個展などもよく開かれてありました。3階は1室まるまるアトリエとし、隅にベッドを置かれてありました。広い空間を確保するため、構造上大きな丸太の梁が必要で、これを天井か露出させました。



3階アトリエ−2

3階アトリエ−2
上の写真をもう少し近くで撮ったもの。カーテンを開けると窓から相模湾が一望できます。(2階のリビングの窓からも一望できます)


余談 : 湯河原の「大西」、熱海の「石川屋」は、ともにオススメの美味しいラーメン屋さんです。


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