M邸
工事名称 | M邸新築工事 | 工 期 | 1998年9月〜1999年2月 | |||
建築場所 | 福岡県宗像郡 | 敷地面積 | 862.90 u | |||
用 途 | 個人住宅 | 建築面積 | 154.59 u | |||
構造・規模 | 木造2階建 | 延床面積 | 274.06 u | |||
概 要 | まわりは畑で、隣地に建物はありません。近くの、車の通行量が多い県道からもよく見え、建築中は“何が建つのか? ペンションか? 別荘か?”と噂になったそうです。建築主は30代後半のご主人と奥様、そして小さなお子様2人という家族構成で“広さの贅沢だけをする”というコンセプトでスタートしましたが、結局、材料や設備も中(やや上)程度になりました。 | |||||
前面道路からの外観 |
玄関から車へ雨に濡れずに乗り降りできます。1階リビングの薪ストーブの煙突が屋根の上まで延びています。写真では見えませんが、屋根の南半分にはソーラー発電システムを設置しています。 |
玄関 |
上り框には曲線を使いました。玄関の床は石張り。片側に低い下足箱もう片側には高い収納をたっぷりとりました。玄関ホールからリビングに入る動線とキッチンの方へ入っていくプライベートな動線に分かれます。 |
リビング |
上部吹抜を通して2階のホール・回廊が見える。吹抜の中に梁が1本露出しているが、構造上どうしても必要なもの。今ではこれにロープをかけてブランコをつくりお子様が遊んでいます。左側がキッチンで、右奥に薪ストーブが見えます。右側の南面に面したサッシは、高さ2.2mの大きなもの。 |
キッチン |
カウンター式のキッチン。背面側にも調理台。突き当たりの格子デザインのドアから外にでると物干しスペース。突き当たりの右側がユーティリティになっており炊事・洗濯・アイロンかけ・物干しなどの家事を短い動線で行なえる。 |
ユーティリティ |
左側に家事用デスク、洗濯機パン、掃除用流しが並んでいる。掃除用流しはフタ付きで、フタを閉めていると、それとは分からない。右側には、ずらーっと衣類の収納棚。その裏がキッチンになっている。突き当たりのドアは洗面脱衣室で、洗面脱衣室へは別に廊下からも入れるようになっている。 |
浴室 |
タイルは建築主様のデザイン。広さは約1.5坪。左側(北側)が出窓とし、ユーティリティと同様、窓からは広々とした田園風景が望まれる。 |
2階ホール |
1階リビング横の階段を上がったところがホール(子供さんたちの遊び場)になっており、そこから廊下〜回廊と1階リビングを囲んでいる。奥の回廊は半間幅で、窓のメンテナンスを考えてのもの。これだけ吹抜をとっていても、暖房機は不要で、1階の薪ストーブだけで家全体が十分暖まる。 |
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